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北欧冬物語 〜北極圏の旅〜

 気温は零下30℃を越え、足元から冷気がジワリときます。 ウオッカをラッパ飲みしても、酔いは寒風に飛んでいきます。 北極圏内、小村の雪原で、私はオーロラを待っていました。 そんな思いが通じたのか、青みがかったオーロラが天空にあらわれました。 ゆっくりと、時に激しく形を変えるさまは、なにか霊的な美しさを感じさせました。  太陽は昼の数時間しか姿を見せず、凍った川を犬ゾリで進みます。 招かれた先住民族サーメ人のテントでご馳走になったトナカイの肉は、 脂肪分が少なくさっぱりとしていました。雷鳥の胸肉のソテーも美味でした。  そして辿りついたヨーロッパの最北端、その名も北岬。切りたった崖の上に 地球儀をかたどったモニュメントがありました。しかしここで、私は転倒してしまいました。 新雪の下の氷原に気付かず、足を取られてしまいました。肋骨に入ったヒビの痛みを ウオッカで紛らして、旅を続けました。


フィヨルドの複雑な海岸線が続きます。


海面から切り立った崖がそびえます。

 


北の街では明るい色を好みます。ホニングスバーグの住宅街です。


ロフォーテン諸島で老人たちがなにやら相談。


春まだ浅きフィヨルドの湾。


雪解け水を集めて流れる滝。


美しくも儚いオーロラが夜空を彩りました。


雪原に一本の道路標識。クロスカントリー・スキーヤーの為です。

 


雪原を元気に走るハスキー犬。


夕陽に向かってひたむきに走る犬ぞり。凍った大河を行きます。

 

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